はじめに
1930年代には、日本の数社の製造会社がセルロイドの代わりに紙で作られた映画を製作しました。日本紙フィルム研究プロジェクトは、現存する紙フィルムを保存し、これらの映画に関する研究を促進しています。

1932年から1938年まで、日本では主に二社が紙フィルムの市場を独占していました。 よく知られているのは、東京のレフシーと大阪の家庭トーキーです。 彼らはアニメーションや実写映画を製作し、カラー映画も製作しました。 さらになかには、映画にシンクロナイズする音源が収録された、78回転のレコードがついている作品もありました。

生産期間の短さ、紙質の違い、第二次世界大戦の厄災を考えれば、紙フィルムがほとんど残っていないのは当然です。 90年近く経った今、現存するわずかな実物は劣化し始めています。 したがって、このプロジェクトは、フィルムが完全に消えてしまう前に保存するための時間との戦いなのです。

資料
日本の紙フィルムに関する英語の研究書はほとんど存在しないので、日本人研究者によるいくつかの先行研究は非常に貴重です。 最近の著作は以下の通り:

Fumiaki Itakura, “History and Preservation of Paper Film in Japan”,The 63rd Congress of the International Federation of Film Archives in Tokyo 2007(2012): 79–83.

Yuka Tamamura, Hikaru Nemoto, Hiroshi Sato, “The Smell of Burnt Paper: Digitization of Reflective Paper Films and the Transition Period of Animated Films,” Kyoritsu (51, 2023): 41 – 63.

Chiyo Inaba, “Paper Films and hand-cranked projectors – animation and movies from 70 years ago,” Nihon ningyo gangu gakkai-shi, (21, 2010).

Kanako Fukushima, Unorganized Visual Cultures before World War II : Magic Lantern, Toy Film, Cine Film. Shibunkaku Publishing (Kyoto, Japan): 2022.